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プロジェクト紹介

絶滅危惧両生類の年齢構成に関する保全生物学的研究

スケルトクロノロジーを用いて、齢構成を解析し、絶滅危惧両生類個体群の世代や成長、繁殖開始年齢などの保全対策上重要な生活史特性上のデータを得る。

プロジェクト期間

2017年度プロジェクト [ 2012年度〜継続中 ]

目的

平成28年度の研究を継続し、本州及び沖縄列島に生息する絶滅危惧両生類を対象に、骨組織を用いた年齢査定法(スケルトクロノロジー)によって個体群の齢構成を解析し、生活史の解明の一助とする。

内容

日本の在来両生類のおよそ3分の1は絶滅が危惧される状態となっており、保全対策が急務となっている。しかしながら、多くの両生類では、生活史の把握が十分進んでおらず、有効な対策を考える上で問題となっている。そこで本研究では、絶滅危惧両生類の指骨切片からスケルトクロノロジーと呼ばれる手法で年齢査定し、個体群の齢構成を明らかにする。スケルトクロノロジーは活動期と休眠期を交互に繰り返す両生類の性質を利用したもので、休眠による成長の停止が骨に残したリングのような痕跡を調べることによって年齢を査定する方法である。この方法は対象個体の指骨の一部を用いることで年齢査定可能なため、個体を犠牲にすることがない。ゆえに、絶滅危惧両生類個体群にダメージを与えることなく齢構成を解析できる。齢構成が明らかになれば、当該個体群の世代や成長、繁殖開始年齢などの保全対策上重要な生活史特性の詳細を得ることができる。

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