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2013.05.14自然科学研究教育センター講演会 第23回 終了

日時 2013年05月14日 ( 火 )  16:30〜18:00
会場 日吉キャンパス 来往舎1階 シンポジウムスペース
主催 慶應義塾大学 自然科学研究教育センター
内容 科学と芸術の接点・美術作品の価値を高める照明
講師 藤原 工 氏  

株式会社 灯工舎代表取締役・岡山県立大学デザイン学部 非常勤講師

参加費 無料 (学生の来場歓迎)
    (会場準備の都合上、塾外の方は事前申し込みをお願いします)
対象 学生・教職員・一般

このイベントは終了しました。

講演要旨

美術館の照明には、価値を高めるという側面と価値を損なわないという側面がある。いわゆる展示と保存という美術館の持つ二面性を照明も背負わされている訳だ。その中で、意外に思うかもしれないが、西欧では価値を損なわないことが主軸であるのに対し、日本は価値を高めることに貪欲である。しかし、印象評価として西欧の美術館のほうが評価の高いことが多い。それは何故だろうか?

また現在、LEDを中心とした固体素子照明(=SSL(Solid-State Lighting))は、日本において異常なほどのフィーバー状態にある。美術館も同様で、ここ数年の拡がりは「凄まじい」の一言だ。この状況は美術作品にとって本当に良いことなのか?

これまでの美術館照明は、予め担保された光源を使用することにより、その質は良くも悪くもある程度均質化されてきた。しかしSSL光源は製造者による違いが大きく担保しようにも何をすべきか見えていないのが現状である。

日本に先行して訪れたSSL照明時代の今、必要とされる光の質をマニュアル化し、製品化することは、日本によりよい美術館を増やすだけでなく、これから遅れて訪れるであろう世界的なSSL展示照明の基準化として大変大きな意味をもっている。

プロフィール

  • 藤原 工 氏

    株式会社 灯工舎代表取締役・岡山県立大学デザイン学部 非常勤講師

    1968年姫路出身。

    1991年筑波大学芸術専門学群卒業(生産デザイン専攻)。松下電工(現パナソニック)入社。照明デザイナーとして、全国のテーマパーク、ミュージアムを担当。2011年退社。2012()灯工舎設立。岡山県立大学デザイン学部非常勤講師。展示における光環境と光文化を研究している。照明学会「日本のあかり文化調査委員会」幹事、照明文化研究会 編集委員、日本色彩学会会員。

    著書としては「学芸員の為の照明ハンドブック(仮題)(講談社 20136月出版)」ほか、監修書籍として「あかりの大研究(PHP研究所  2010/11/2)」がある。

    詳しくは、http://www.lightmeister.co.jp/


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当センターの活動の一環として、シンポジウム・講演会を年3〜4回程度開催しています。その目的は、多分野にまたがる自然科学の相互理解を深め、研究の推進と教育の質の向上を図ることにあります。参加費は無料です。聴講の対象も制限はありません。特に指定のない場合、事前申込は不要です。ただし、取材の場合は事前に許可を取って下さい。

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その場合、本ウェブサイトで告知しますので、事前にご確認下さい。


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Tel: 045-566-1111(直通) 045-563-1111(代表) 内線 33016
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